カーリースは貧乏人が使うってホント？安い理由と後悔しないための選び方を解説

近年人気を集めているカーリースですが、一部からは「カーリースは貧乏人が使うもの」「カーリースはぼったくり」などのネガティブな意見もあります。

なぜ、カーリースは貧乏人が使うものだと言われてしまうのでしょうか。

結論を言ってしまうと、カーリースは貧乏人が使うものというわけではなく、誰であってもお得に使うことのできるサービスです。

カーリースは貧乏人が使うと言われる理由

まずは、カーリースは貧乏人が使うと言われる理由について紹介します。

カーリースはとても便利なサービスですが、一部では貧乏人が使うサービスだから良くない、などと言われることもあります。

その理由は、こちらです。

1つずつ見て行きましょう。

貯金がなくても新車に乗れるから

カーリースは、頭金や初期費用がなくても新車に乗れる、というのが最大のウリでもあるサービスです。

新車を購入する場合は、頭金や新車の登録手数料、税金、自賠責保険などその他諸々の費用がかかってしまうため、ある程度のまとまった費用が必要になります。

また、カーリースはクルマを維持するためには必須の車検費用やメンテナンス費用、消耗品の交換費用なども月額利用料にコミにすることができます。

毎月のクルマにまつわる出費が定額であり、まとまった出費の心配をする必要もありません。

購入の場合は、車検費用やメンテナンス費用などをローンに組み込むことはできませんから、その都度出費が必要になるもの。

この、「初期費用がかからない」ことから、カーリースは貯金がなくても新車に乗れるため、貧乏人が使うサービスと言われてしまうのかもしれません。

ただし、考え方によっては貯金がある人でも、現金を残しておけるからという理由でカーリースを利用する人もいます。

手元に残った現金を資金運用などに利用したり、クルマ以外のことに使えるため、お金に余裕がある人でもあえてカーリースを利用するという人もいますよ！

月額利用料が安いから

カーリースは貧乏人が使うと言われる理由2つ目は、月額利用料が安いからというものがあります。

カーリースの月額利用料は、車両本体価格から残価を差し引き、契約月数で割って算出しています。

「残価」というのは、契約満了時のクルマの価値のことで、いわゆる下取り価格の予想ですね。

更に、カーリースの月額利用料は契約月数で割って決めるため、長期契約になればなるほど月額利用料は安くなる仕組み。

一般的なカーローンの場合、最長でも5年契約ほどですが、カーリースでは最長11年契約もできるので、月額利用料を大幅に下げることができるわけです。

月額利用料がカーローンよりも大幅に安くなることから、貧乏人が使うといわれるのかもしれせん。

審査がローンより甘いから

カーリースは、リース会社によりますが契約するための審査がローンよりも甘いと言われています。

カーリースはローンではありませんが、長期的に支払いを続けていかなくてはいけないため、「長期にわたって支払いを続けていけるか」を事前に審査することになります。

過去に支払いの滞納や遅延などがあった、債務整理の経験があるという人でも、自社審査のカーリースであれば審査に通りやすいのです。

参考記事：自社審査のカーリースは通りやすい？自社審査リースの特徴やメリットを解説

審査が甘いからこそ、貧乏人でも使いやすいと言われるのかもしれませんね。

同一契約者の2台目契約ができるから

そしてカーリースは、同一契約者の2台目契約をすることも可能です。

収入がなくても契約できる、というイメージもあり、貧乏人でも使えると思われている部分もあるのかもしれませんね。

参考記事：カーリースは学生でも契約できるの？契約条件について詳しく解説

ぼったくりカーリースの特徴とワナとは？

さて、カーリースは貧乏人が使うもの、ぼったくりである、などのネガティブなイメージがあるのも事実です。

ここでは、「ぼったくり」と言われてしまうカーリースの特徴について紹介したいと思います。

以下のような場合、カーリースがお得だと思って契約したことからも、ぼったくりだと感じてしまうかもしれません。

詳しく見ていきましょう。

残価があって請求される

カーリースの料金の仕組みは、車両本体価格から、契約満了時のクルマの価値（下取り価格＝残価）を差し引いた金額を契約月数で割って決まります。

そのため、残価を高く設定すればするほど、月額利用料は安くなりますよね。

ただし、この場合、契約満了時にクルマの価値が当初の金額を下回っていた場合、差額を請求されることになるのです。

たとえば残価を100万円で計算していたものの、実際に契約満了時のクルマの価値が80万円だったとしたら、差額の20万円を支払わなくてはなりません。

このように、契約満了時（クルマを返却するとき）に高額な請求をされるリスクがあることから、カーリースはぼったくりだと言われてしまうんですね。

確かに、いくら月額利用料が安くてお得だと思っていても、最後にまとまって請求されるのではぼったくりと言われても仕方がありません。

契約満了時の説明不足

契約満了時にどんな選択肢があるのか、どんな場合に追加で支払いがあるのかなどの説明があやふやなカーリースも、ぼったくりだと言われてしまいます。

一般的に、カーリースでは契約満了時にはクルマを返却することが前提ですが、最近では再リース、乗り換え、買い取り、もらえるなど様々な選択肢のあるカーリースも増えています。

また、契約満了時にクルマを返却する場合、原状回復が基本となります。

どの程度のキズなら許容範囲なのか、原状回復にはいくらかかるのか、そして返却時の査定方法などについてもしっかり確認しておくことをおすすめします。

月額利用料やそれに含まれる項目などについては事前にきちんと確認をする人が多いものの、契約満了時のことについては確認しない人が多いため、気をつけるべき部分だと言えるでしょう。

メンテナンスやオプションの費用が高額

カーリースによっては、あらかじめ月額利用料にメンテナンス費用が含まれている場合もあります。

クルマに詳しくない人からすると、メンテナンスなどが全て含まれているのはありがたいものですが、「そこまで必要ないな」と思う人もいるでしょう。

メンテナンスを自分でできる人や、車検以外のメンテナンスは重要視していないなど、メンテナンスに対する考え方は人それぞれ。

そのため、あらかじめ月額利用料にメンテナンスなどのオプションが組み込まれている場合、割高に感じてしまうこともあるのです。

不要なものを加えて料金を上乗せされているとしたら、ぼったくりと感じてしまうのも無理はありません。

貧乏人ならカーリースより中古車を購入すべき？

さて、クルマに乗る方法は、カーリースだけではありません。

購入する（新車or中古車）、リースするという二択がありますよね。

お金に余裕がない、貧乏だと思っている人は、カーリースよりも中古車を購入した方が良いのでしょうか。

新車と中古車はどちらがお得か？

クルマを購入する場合、新車を買うか中古車を買うかという2択があります。

単純に考えれば、新車より中古車の方が値段が安いためお得な気がしますよね。

車両本体価格だけで見れば、確かに中古車の方が安いでしょう。

その理由としては、新車は車両本体価格を割引してもらえること、新車なら乗り換えるときに中古車として売りに出せることが挙げられます。

下取りに出せることを考えると、新車の方がお得であることは言うまでもないですね。

カーリースと中古車購入はどちらがお得か？

では、カーリースと中古車購入ではどちらがお得なのでしょうか。

中古車は総額が安いことが魅力ではありますが、安ければ安いほど「予期せぬトラブル」が起こる可能性が高くなることも忘れてはなりません。

修理のために頻繁に出費がかさむ、ということもあるでしょう。

いくら車両本体価格が安くても、しょっちゅう出費があったのでは意味がありませんよね。

また、近年新車の納車がかなり時間がかかることから、中古車の価格が高騰しているという現実もあります。

中古車が安い、というのは、現実的ではなくなってきているのです。

そしてカーリースは、初期費用は0円で新車に乗ることができますし、新車購入時と同じような保証つき。

なにかトラブルがあったときでも、安心してクルマに乗り続けられるのはカーリースだと言えるでしょう。

また、カーリースは基本的に申し込みや審査などの全てをオンラインで行うことができます。

店舗に足を運んで契約するよりも、スピーディーに契約できるのも中古車購入よりカーリースをおすすめする理由の1つです。

カーリースのメリットまとめ

貧乏人なら中古車購入よりもカーリース契約がおすすめだと言いましたが、ここでカーリースのメリットをまとめてみました。

また、車検やメンテナンスなどの費用を月額利用料に含むことができるので、まとまった出費の心配をすることもありません。

これらは、カーリースならではのメリットだと言えるでしょう。

自分に合ったカーリースの見つけ方

さて、カーリースをぼったくりだと感じないようにするためには、自分に合ったカーリースを見つけることが必要不可欠。

カーリースを行うリース会社は年々増えてきており、その特徴も様々なのです。

利用期間を決める

カーリースは、あらかじめクルマを利用する期間を決めて、その上で月額利用料を決定しています。

カーリースの契約期間はリース会社によって違いますが、多くの場合は3年、5年、7年など車検のタイミングに合わせて設定されています。

契約年数が長ければ長いほど月額利用料は安くなりますが、カーリースは「契約期間内の解約はできない」ことも忘れてはいけません。

いくら月額利用料を安くしたいからといって、安易に長期契約をしてしまうと、契約途中でクルマが不要になったり、乗り換えたくなったときに困ってしまいます。

走行距離を把握する

カーリースには、走行距離が決められていることが多いです。

なぜ走行距離制限があるのか、というと、それは契約満了時のクルマの価値を維持するため。

クルマの価値は走行距離の影響を大きく受けるため、契約満了時に価値が下がらないようにしているわけです。

走行距離制限を超えてしまうと、契約満了時にクルマを返却する際、超過分の支払いが生じてしまいますので、走行距離はしっかり把握しておくことが大切です。

走行距離制限のあるカーリースの場合、1ヶ月あたりの走行距離は1500kmもしくは2000kmのところが多いですね。

契約方式を確認

カーリースがぼったくりだと言われてしまう理由の1つに、契約満了時（返却時）に残価の精算があることを挙げました。

カーリースはあらかじめ残価を差し引いて月額利用料を決めているわけですが、契約方式によっては契約満了時に残価の精算が不要なものもあります。

比較的、月額利用料が安い契約はオープンエンド方式で、こちらは残価精算があるため注意しましょう。

一方、クローズドエンド方式のカーリースであれば、契約満了時に残価を精算することはありません。

メンテナンスの必要性は

クルマのメンテナンスについて、自分が何をどのくらい求めているのか、重視しているのかをはっきりさせておきましょう。

メンテナンスに求めるものは、人それぞれ違います。

クルマのメンテナンスを自分で行える人からすると、必要なものとそうでないものがあるのは間違いありません。

メンテナンス費用で損をしないように、必要なものと不要なものを、しっかり仕分けしておくことが大切です。

クルマを自分のモノにしたいかどうか

カーリースでは契約満了時にはクルマを返却することが基本ですが、最近のカーリースでは、「返却」以外の方法も増えています。

たとえば同じクルマで再リースをする、別のクルマに乗り換える、買い取りする、もらえるなどがあります。

買い取りやクルマをもらえるカーリースの場合、契約満了後に乗っていたクルマを自分のモノにすることができるのです。

ゆくゆくはクルマを自分のモノにしたいのかどうかで、選ぶべきカーリースが変わってくるのは言うまでもありません。

おすすめカーリース2社はこちら

ではここで、月額利用料が安く、尚且つ損をしないおすすめのカーリース2社を紹介します。

カーリースはぼったくりだという悪いイメージのある人でも、満足できるであろうおすすめのカーリースは、こちらの2社になります。

それぞれの特徴を、詳しく見ていきましょう。

MOTAカーリース

MOTAカーリースでは、すべてのプランにおいて契約満了後はクルマをもらうことができます。

画像引用元：MOTAカーリースの公式サイト

返却という選択肢はなく、必ずクルマがもらえるので、走行距離制限を気にしたりすることもありませんし、当然ですが契約満了時の残価精算もありません。

もらえることが前提であるため、マイカーのように自由にクルマを利用することができるのはありがたいですね。

カーリースは不便、制約が多いというイメージのある人も、良い意味でイメージが覆ることでしょう。

契約年数は5年、7年、11年で、メンテナンスプランも車種や契約期間ごとに細かく設定されているので、無駄がありません。

＼ 車が欲しい人必見！ ／

おトクにマイカー定額カルモくん

おトクにマイカー定額カルモくんは、プランの種類が豊富で、自分に合った契約がしやすいのが魅力の1つ。

画像引用元：定額カルモくんの公式サイト

契約年数は1年から11年の間で、1年単位で選ぶことができます。

そのため、学生の間の4年間だけ、などの契約の仕方も可能なのです。

カーリースは途中での解約や契約内容変更などができないからこそ、契約年数を自由に選べるのも良いですね。

また、7年以上のプランでは走行距離の制限はなくなりますし、月額利用料にプラス500円でクルマをもらえるプランにすることも可能です。

メンテナンスやオプションなども細かく分けられているので、自分に必要なものだけを選ぶことができますよ。

＼ まずはお試し審査だけでも ／

おすすめカーリース2社の料金比較

今回紹介したおすすめカーリース、MOTAカーリースとおトクにマイカー定額カルモくんの料金を、比較してみましょう。

カーリースは安い月額利用料でお得に新車に乗れるというのが最大のメリットなので、できるだけ料金の安いリース会社を選びたいと思うのは当然のこと。

	MOTAカーリース	おトクにマイカー定額カルモくん
ホンダN BOX グレードL	19,030円	19,420円
	公式サイト	公式サイト

ホンダのN BOX、グレードLの場合では、契約満了時にクルマがもらえるMOTAカーリースの方が約400円安いことが分かります。

おすすめカーリース2社のサービス内容比較

続いて、おすすめカーリース2社のサービス内容を比較してみたいと思います。

カーリースは、リース会社によって月額利用料に含まれる内容がかなり違います。

表示されている月額利用料が安いからといって内容を確認しないと、あとから損をすることにもなりかねません。

カーリース名	MOTAカーリース	おトクにマイカー定額カルモくん
取扱い車種	国産全車種、レクサス	国産全車種
車検	オプション	オプション
オイル交換	オプション	オプション
点検	オプション	オプション
残価設定	なし（クローズドエンド方式）	なし（クローズドエンド方式）
走行距離制限	なし	1500km/月、7年以上の契約の場合なし
もらえるか	もらえる	7年以上の契約の場合、500円/月

こうしてみると、おすすめのカーリース2社でもサービス内容にかなり違いがあることが分かりますね。

まとめ：カーリース＝貧乏人は間違い！カーリースはお得に利用できるおすすめサービス

カーリースは貧乏人が使うというイメージのある人もいるかもしれませんが、結論から言うと決してそんなことはありません。

カーリースは初期費用がなく、月額利用料も安価で定額にできることから、多くの人に利用されているサービスです。

ただし、契約内容などをしっかり確認しないと、ぼったくりだと感じたり損をしたと感じてしまうことも少なくありません。