カーリースは、新車をマイカーのように扱える、新車購入よりお得だとして、近年人気を高めているクルマの乗り方です。
しかし、カーリースはあくまでも「リース」であるため、最終的にクルマは自分のものにはならない、好きなときに乗り換えができない…などの声もありました。
確かに大抵のカーリースはそうなのですが、実は最終的にクルマを自分のものにできるプラン、好きなときに乗り換えできるプランもあるんですよ!
この記事を読むと、以下のことがわかります。
それでは早速、詳しく見ていきましょう。
カーリースの途中で乗り換えはできるの?
カーリースを契約中、途中での乗り換え(解約)はできるのでしょうか。
まずは、カーリースの契約における基本的なルールをおさらいしておきましょう。
カーリース基本のルール
- 途中解約は原則不可・違約金発生
- やむを得ない事情のみ解約可能なケースもある
- 解約可能のカーリースもある
①途中解約は原則不可・違約金発生
カーリースを契約したら、原則として契約期間中の途中解約はできません。
たとえば引越しや転勤、結婚、出産などのライフスタイルの変化があったとしても、契約満了まではクルマに乗り続けなくてはなりません。
カーリースの契約の多くは、3年、5年、7年などの長期にわたるもの。
期間が長ければ長いほど月々の支払い額は安くなるため、つい長期契約をしてしまいがちですが、契約前には「途中解約はできない」ことも、きちんと考慮しておかなくてはなりません。
②やむを得ない事情のみ解約可能なケースもある
カーリースは原則として契約期間中の途中解約はできませんが、やむを得ない事情の場合のみ、途中解約できることもあります。
たとえば、契約者の死亡や傷害、疾病などによって運転が困難になったこと、などが「やむを得ない事情」にあたることが多いです。
ただし、どんな状況が「やむを得ない事情」に該当するのか?はカーリース会社によって異なるので、やむを得ない事情に該当することは、あまり期待しない方が良いでしょう。
③解約可能のカーリースもある
原則として、カーリースの途中解約はできないと言いましたが、カーリース会社によっては契約途中でも解約できるところもあります。
また、契約期間中にリースしているクルマを乗り換えることのできるプランを用意しているカーリース会社もあるので、転勤や引越しの可能性がある、ライフスタイルが変わる可能性があるという人は、解約可能なカーリース会社を検討してみてはいかがでしょうか。
参考記事:カーリース中に転勤で引越しが決まったら車はどうする?必要な手続きと注意点についてご紹介
途中解約可能なおすすめカーリース会社はこちら
さて、先程「途中解約できるカーリース会社」があると言いましたが、具体的にはどんなカーリース会社があるのでしょうか。
今回は、こちらの2社をご紹介します。
KINTO
トヨタのカーリース、クルマのサブスクであるKINTOは、トヨタのクルマとレクサスから乗りたいクルマを選ぶことができます。
画像引用元:KINTO公式サイト
クルマは、車両を買ったらずっと乗り続けられる!というわけではありませんよね。
クルマに乗り続けるためには、税金や車検、メンテナンス、保険などの費用も必要になってくるので、維持費が意外とかかるもの。
KINTOは、任意保険も含めて月額利用料を出していますので、ガソリン代や駐車場費用以外に出費がかさむ心配はありません。
また、KINTOには以下の2つのプランがあります。
- 解約金フリープラン
- 初期費用フリープラン
解約金フリープランは、申し込み時に「月額利用料の5ヶ月分相当」の申込金を用意する必要がありますが、契約期間中に解約する際、違約金が発生しません。
契約期間は3年で、契約満了後は再契約、乗り換え、返却のいずれかから選ぶことができます。
一方初期費用フリープランは、申込金が不要な代わりに途中での解約はできません。
画像引用元:
KINTO公式サイト
のりかえGOは、契約期間中に安価な手数料を支払うことで、別のクルマに乗り換えることができる、というもの。
3年契約の場合は1年半、5年7年契約の場合は3年経過した時点で、のりかえGOを利用することが可能です。
別のクルマに乗り換えた場合、月額利用料などは再度計算することになるので、その点は頭に入れておいてくださいね。
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参考記事:KINTOのデメリットって何?トヨタ KINTOの3つのデメリットと5つのメリットを解説
リースナブル
月々の利用料金が安いことで知られるリースナブルは、月額利用料が業界最安値だと謳われています。
画像引用元:リースナブルの公式サイト
頭金や登録料などの初期費用は不要で、メーカー保証が5年ついているところもポイントですね。
メンテナンスプランやドラレコのオプションなどをつけることもでき、支払い方法はボーナス払いありの最安コース、ボーナス払いなしの定額コースがあります。
そしてリースナブルの最大の特徴ともいえるのが、新車への乗り換えや買取、解約などがいつでもできる、ということ!
基本的に契約期間中の解約はできないカーリースが多い中、途中でも解約できるというのはありがたいサービスですね。
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参考記事:リースナブルの評判や審査に通りやすい方法は?メリットやデメリットも徹底解説
カーリース契約満了時の5つの選択肢とは?
さて、カーリースの契約が満了したあとには、どんな選択肢があるのでしょうか。
カーリースはリース会社が購入したクルマを借りている、というのが基本的な流れなので、イメージとしては「乗っていたクルマを返却する」というのが多いのではないでしょうか。
もちろん、返却するのも選択肢の1つではありますが、他にも以下のような方法があります。
- 新車への乗り換え(リース)
- 契約延長(再リース)
- 買取
- 返却
- もらう
一つずつ、見ていきましょう。
新車への乗り換え(リース)
カーリース契約満了後の選択肢1つ目は、新車への乗り換えです。
今乗っているクルマを返却し、新たに別の新車をリースし直す、という感じですね。
この場合、また好きなクルマを選んでグレードやプラン、契約年数などを決めていくわけですが、一度審査に通っているため、再度契約のための審査をすることはありません。
審査の手間が省ける分、納車までの手続きがスムーズに行えるというのがメリットですね。
契約延長(再リース)
カーリース契約満了後の選択肢2つ目は、契約延長(再リース)です。
新車への乗り換えと異なり、契約延長は今乗っているクルマをもう一度契約し直す、というもの。
愛着のわいたクルマに乗り続けられること、また、契約延長の場合、今回の契約満了時点での残価を車両価格として再計算しますので、今までの月額利用料よりは安くなることが多いでしょう。
買取
カーリース契約満了後の選択肢3つ目は、買取があります。
カーリース会社にもよりますが、数年乗り続けたクルマに愛着がわき、手離したくない、乗り続けたいという気持ちになることもあるでしょう。
そんなときは、クルマの残価を支払うことでクルマを購入(買取)することも可能です。
ただし、すべてのカーリース会社が買取できるわけではないので、最初から買取を前提で考えているのであれば、契約満了時に買取可能なカーリース会社を選んでくださいね。
返却
カーリース契約満了後の選択肢4つ目は、返却があります。
自分にはカーリースは不向きだった、次はクルマの購入を考えている、もしくは別のカーリース会社の利用を考えているなどの場合、クルマを返却して「契約を終了」するという方法もあります。
元々借りていたものを返却するだけなので、カーリースのイメージとしては最もオーソドックスな方法なのではないでしょうか。
後ほどまたカーリースを利用する場合、同じリース会社を利用するときでも、再び審査などが必要になってきます。
もらう
カーリース契約満了後の選択肢5つ目は、クルマをもらうこと。
元々カーリースの場合、クルマの所有者はカーリース会社、使用者が契約者ということになりますが、クルマの所有者があなたになるということ。
その際の手続き費用などは別途必要になることが多いですが、クルマの代金なしでクルマを所有できると思えば、ものすごくお得な気がしませんか?
ただし、すべてのカーリース会社に「もらえるプラン」があるわけではありません。
もらえるプランのあるおすすめカーリース会社については、次の項目で説明します。
契約満了時にクルマがもらえるカーリースって?
契約満了時にクルマがもらえるカーリースとは、どんなものなのでしょうか。
先程、カーリースの契約満了後の選択肢として、「もらう」を含む5つを紹介しましたが、契約満了時にクルマがもらえるプランの場合、選択肢は「もらう」以外にない、ということになります。
参考記事:無償譲渡(もらえる)カーリースとは?車がもらえる仕組みとおすすめのリース2社をご紹介
クルマがもらえるカーリースの特徴
契約満了時にクルマがもらえるカーリースは、リース契約中も残価設定がありません。
残価とは、契約満了後にクルマを下取りに出した場合の価格のこと。
「だいたい○年後には○万円で売れるだろう」ということを予想して残価を設定しているので、契約満了時にその残価を下回った場合は、差額分を支払わなくてはなりません。
しかしクルマがもらえるカーリースの場合、契約満了時に下取りに出す予定がそもそもないので、残価設定はなし。
そのため、走行距離の制限もなければ、カスタムなども自由に楽しめることができるんです。
おすすめのクルマがもらえるカーリースはこちら
そんなお得なクルマがもらえるカーリース会社が、こちらになります。
それぞれの特徴を、見ていきましょう。
MOTAカーリース
MOTAカーリースでは、どのプランであっても契約満了後、最後には必ずクルマがもらえます。
画像引用元:MOTAカーリースの公式サイト
MOTAカーリースで扱っているすべてのクルマが対象なので、どのクルマを選んでもいいというのはありがたいですね。
契約満了後にクルマがもらえるため、原状回復、走行距離の制限、修理費などの心配はありません。
ただし、契約途中での解約はできませんのでご注意ください。
メンテナンスプランやドラレコなどのアクセサリーパックもあるので、毎月の出費を定額にできるのもポイントです。
AIによる審査シミュレーションもあるので、審査に通るか不安…という人にもおすすめですよ。
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参考記事:MOTAカーリースの口コミ・評判は?車がもらえるって本当?審査のコツも徹底解説
定額カルモくん
定額カルモくんには、毎月の利用料金に500円プラスすることで、契約満了時にクルマがもらえるオプションをつけることが可能です。
画像引用元:定額カルモくんの公式サイト
新車全車種が対象ですが、契約年数は7年以上、契約途中での追加はできません。
もらえるプランにする場合は、契約時の申し込みが必須となるので覚えておきましょう。
もらえるプランと通常プラン、どちらが良いのか迷ったときには、専用コンシェルジュへの相談が契約前からできるので、ぜひそちらも利用してみてくださいね。
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参考記事:月額料金が格安ってホント?おトクにマイカー定額カルモくんを徹底解説
カーコンカーリースもろコミ
カーコンカーリースもろコミでは、契約満了時に「クルマをもらう」、もしくは「乗り換える」のどちらも選択が可能となっています。
画像引用元:カーコンビニ俱楽部の公式サイト
ただし、もらえるプランの場合は契約年数は7年、9年、11年のいずれかとなり、3年などの短期での契約はできません。
カーアクセサリーセット、メンテナンスパックなどもあるので、初めてクルマを持つ人、クルマに詳しくない人でも安心ですね。
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参考記事:カーコンビニ倶楽部の評判・口コミは?審査のポイントや特徴について詳しく解説
カーリース料金の仕組みを徹底解説!
ではここで、改めてカーリースの料金の仕組みを徹底解説したいと思います。
カーリースは、マイカーを購入するより簡単、かつ、支出の管理が楽というイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
カーリースの料金の基本的な仕組みは、こちらです。
- 全部コミコミ
- 利用料金が安い
- メンテナンスプランもあり
全部コミコミ
カーリース会社にもよりますが、カーリースの最大の売りでもあるのが、月額利用料に「全部コミコミ」であること。
クルマに乗るためには、車両価格以外にも車検やメンテナンス、保険など様々な維持費がかかります。
これらをすべて含み、毎月の支払額を一定にしているのがカーリースの強みなのです。
車検の月は出費がかさむ…ということがありません。
ボーナス払いのありなし、メンテナンスの内容などはプランによりますが、基本的には全部コミコミにできるのが、カーリースの料金なんです。
利用料金が安い
カーリースの月額利用料は、マイカーローンを組むよりも安くなることが多いです。
なぜなら、カーリースは「乗る期間分だけ」の料金を支払えば良いから。
クルマ全体の価格ではなく、契約満了後の下取り価格を決めておき、残りの分を契約月数で割ることで、月額利用料を決めています。
そのため、クルマを買うときよりも月々の料金が安くすむのも魅力ですね。
メンテナンスプランなどに加入すれば、毎月定額にすることができるため、家計の管理もしやすくなるでしょう。
メンテナンスプランもあり
先程から何度か触れていますが、カーリースにはメンテナンスプランもあります。
中には、すべてのプランにあらかじめメンテナンス代が含まれている場合もありますが、メンテナンスプランに加入することもできます。
また、クルマのことに詳しくない人は、メンテナンスプランに加入することで安心してクルマに乗ることができますよ!
よくある質問Q&A
最後に、カーリースの乗り換えや解約、料金などに関するよくある質問をまとめてみました。
Q&A形式で紹介しますので、目を通してみてください。
まとめ:カーリースの途中解約は原則不可!もらえるプラン等幅広く検討しよう
カーリースの契約期間内でのクルマの乗り換えや解約は、原則として行うことはできません。
基本的に、個人の理由による解約は、残りリース期間分の料金+手数料が違約金となることが多いです。
途中解約するためには、高額な違約金がかかるということを、覚えておきましょう。
そのことを踏まえて、契約プランや年数などを決めてください。
また、リース会社によっては解約や乗り換えができるプランがあったり、契約満了後にクルマがもらえるプランもあるので、それらも踏まえて幅広く検討してみると良いですよ。
あなたにぴったりのクルマの乗り方で、あなたに合ったカーライフを楽しんでくださいね。