環境に優しいイメージのある、電気自動車。
次にクルマを持つときには、電気自動車にしよう!と検討している人も多いのではないでしょうか。
とはいうものの、世間的にはまだ電気自動車よりもガソリン車のほうが多く、電気自動車に乗っている人はそこまで多くはありません。
情報が少ない、というのも、電気自動車を選ぶ人が少ない理由の1つと言えるかもしれませんね。
そこでここでは、電気自動車のメリットとデメリットをまとめてみました。
電気自動車はメリットばかりが注目されている印象ですが、デメリットもあることを忘れてはいけません。
この記事には、以下のことが書かれています。
電気自動車のリースや購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
早速、詳しく見ていきましょう。
電気自動車とは?
電気自動車というのは、ガソリンの代わりに電気で走るクルマのことをいいます。
ガソリンを一切使わないので、電気自動車はエンジンを搭載していません。
ハイブリッド車はガソリンと電気の両方を使っていますが、一般的に『電気自動車』と言われるクルマは、電気の力のみで走っています。
バッテリーに充電をして、電気でモーターを動かしているんですね。
電気自動車の4つのメリット
ではまず、電気自動車の4つのメリットから紹介していきます。
電気自動車のメリットには、以下の4つが挙げられます。
● コスパが良い
● 性能が良い
● 補助金・免税の対象
● 地球環境に優しい
それでは、詳しく見ていきましょう。
①コスパが良い
電気自動車のメリット1つ目は、コスパが良いこと。
ガソリン車の燃料はガソリン、電気自動車は電気なので、それらがなければクルマを走らせることはできません。
クルマに乗るためには、定期的にガソリン補給もしくは電気を充電することが必須となります。
そうなると、気になるのがコスパの良さですよね。
ガソリン代と電気代は、どちらが安いのでしょうか。
電気代はガソリン代よりも遥かに安く、条件さえ良ければガソリン代の9分の1程度に抑えられるのだとか。
自宅に充電設備があるのなら特に、電気料金プランの見直しや、基本料金が安くなる深夜に充電をすることで、更にコスパを良くすることができるでしょう。
②性能が良い
電気自動車のメリット2つ目は、クルマの性能が良いこと。
電気自動車はガソリン車よりも性能が劣る、と思っている人もいるのですが、決してそんなことはありません。
むしろ、電気自動車のほうが全体的に見ると性能が良いんです!
たとえば電気自動車は走行音がとても静かですし、振動もなし。
アクセルを踏んだときの騒音や振動がないので、子供のいる家庭にもぴったりですね。
エンジンを搭載していないため音が静かで、その上加速もスムーズなので、一度乗ると『手放せない』と感じる人も少なくないようです。
③補助金・免税対象
電気自動車のメリット3つ目は、補助金や免税の対象になるということ。
このあとデメリットの部分でもお話しますが、電気自動車は車両価格が高めです。
しかし国や自治体の補助金対象になっているため、トータルすると最大で80万円ほども安く購入することができるんです!
80万円も戻ってくるのは、とてもありがたいですよね。
クルマを買ったときの取得税、車検のときに払う重量税、毎年払う自動車税。
これらの税金も総合するとそれなりに高額になりますが、電気自動車なら免除になります(一部は減税)。
クルマの維持費が安くすむというのは、クルマが必須の現代においてメリットと言えますね!
④地球環境に優しい
そして電気自動車のメリット4つ目は、地球環境に優しいこと。
電気自動車のメリットと聞いて、真っ先に浮かぶのがこれではないでしょうか。
電気自動車はガソリンを一切使わず、排気ガスを出しません。
つまり、環境汚染の原因となるものを排出しないのです。
環境問題は年々深刻になっていて、地球規模での対策が必要不可欠。
二酸化炭素や有害物質を出さない電気自動車は、まさに地球環境に優しいクルマだと言えますね。
電気自動車の3つのデメリット
続いて、電気自動車の3つのデメリットを紹介します。
電気自動車にはメリットばかりなイメージもありますが、物事には必ず、メリットがあればデメリットもあるもの。
電気自動車も例外ではありません。
電気自動車のデメリットには、以下の3つが挙げられます。
● 車両価格が高い
● 充電スポットがガソリンスタンドより少ない
● 航続距離がガソリン車より短い
詳しく見ていきましょう。
①車両価格が高い
電気自動車のデメリットには、車両価格が高いことがあります。
同じ性能のガソリン車と電気自動車を比べると、電気自動車はガソリン車よりも100万円~200万円ほど高め。
バッテリーに使っているリチウム電池が希少なものであることが、車両価格が大幅に高くなる理由の1つのようです。
同じ性能のガソリン車よりも200万円も高かったら、確かに買うのをためらってしまいますよね。
更に電気代はガソリン代よりも安いので、長い目で見れば電気自動車が高すぎるということは決してありません。
とはいえ、車両価格が高いということはそれだけ初期費用が高くなるということですし、ローンを組む場合も月々の支払額が増えるということ。
それは確かに、電気自動車のデメリットと言えるのではないでしょうか。
②充電スポットがガソリンスタンドより少ない
電気自動車のデメリットには、充電スポットがガソリンスタンドよりも少ないことが挙げられます。
全国にガソリンスタンドが約30,000箇所あるのに対し、電気自動車の充電スポットは約18,000箇所。
数字だけ見れば、電気自動車を充電するための場所はガソリンスタンドの約6割ほどしかありません。
そうなると、『もし出先で充電切れになったら』『充電できずにクルマが止まってしまったら』という不安が常につきまとうことになるのは、デメリットになりますよね。
しかしここ数年、ガソリンスタンドの数は減少しているのに対し、電気自動車の充電スポットは年々右肩上がり。
しかも充電スポットはコンビニやショッピングモールなどにもあるので、買い物ついでなどに充電しやすくなっています。
ガソリンスタンドと比べて数は少ないですが、そこまで不便はないというのが現状かもしれません。
③航続距離がガソリン車より短い
電気自動車のデメリットには、航続距離がガソリン車より短いことが挙げられます。
航続距離というのは、燃料満タンの状態から走り続けられる距離のこと。
同じ性能のクルマで比べると、ガソリン車のほうが満タンの状態から走れる距離は長いです。
電気自動車はエンジンの代わりにバッテリーを搭載していますが、バッテリーの容量でも違いは出るものの、基本的にガソリン車よりも航続距離は短め。
とはいえ、数キロしか走れない、なんてことはありません。
遠出や旅行の際には気になるかもしれませんが、日常使いならそこまで気にならないのではないでしょうか。
高速道路のサービスエリアや道の駅などにも充電スポットはありますし、旅先で充電が切れるかも…という心配も、実際にはほとんど不要です。
こうしてみると、電気自動車のデメリットはメリットで補えている部分も多いことがわかりますね。
まとめ
電気自動車のメリットとデメリットについて、紹介しました。
電気自動車にはメリットもあれば、デメリットもあります。
電気自動車は高額な買い物であることに変わりはないので、買う前にはきちんとデメリットも知り、納得してから購入するようにしてくださいね!