カーリースの車検は、どこでどう行うのが正解なのでしょうか。
そもそもカーリースの場合、マイカーのようにクルマを購入したわけではなく、あくまでもリース会社からクルマを『借りている』状態。
クルマを借りているだけなのに、車検は受けなくてはいけないの？と思いますよね。
ここでは、カーリースと車検について詳しく説明していきます。
結論を言ってしまうと、たとえ借りているだけのカーリースであっても、車検は受けなくてはなりません。
この記事には、以下のことが書かれています。
また、車のサブスクナビではカーリースの基礎知識や契約する上で気になることなどを記事にまとめています。
カーリースについてしっかりと知識をつけたいという人はぜひ読んでみてくださいね。
基礎知識編
１．カーリースってどんなサービス？
２．カーリースのメリット・デメリット
３．カーリースを契約する時に必要なもの
４．車のサブスクとカーリースの違いについて
Q&A編
１．カーリースの審査に通る人の特徴って何？
２．ブラックリストに載ると審査が通りにくくなる？
３．車を傷つけてしまった場合の対処方法とは
４．車のタイヤがパンクした場合の交換方法や費用とは
５．車内で喫煙するのはOK？
６．契約中に引っ越しが決まった場合の手続きとは
７．契約者の名義を変更する方法とは
８．カーリースって実質税金が0円なの？
９．カーリースの金利の相場ってどれぐらい？
１０．カーリースは学生でも契約できる？
１１．生活保護受給中にカーリース契約はできる？
１２．リース車ってカスタムできるの？
１３．車通勤する上で気を付けるべきこととは
１４．車検がプランに含まれていない場合の対処方法とは
それでは早速、詳しく見ていきましょう。
車検とは？
まずは簡単に、『車検』について説明します。
車検とは、正式には『自動車検査登録制度』といいます。
これは、公道を走るすべてのクルマに義務付けられていることなので、カーリースであっても例外ではありません。
自家用車だけでなく、バスやタクシー、工事車両などすべてのクルマが、車検を受ける必要があると法律で定められているのです。
車検を受ける頻度は、新車登録から3年後、それ以降は2年ごとに受けることになります。
車検は満了日の1ヶ月前から受けることができるので、期限をすぎる前に必ず車検を受けてください。
万が一車検が切れた状態のクルマで公道を走ってしまうと、道路交通法違反となり、免許の減点や罰金、懲役などの罰則が発生してしまいます。
カーリースでも車検は必要なの？
先ほども触れたように、カーリースであっても車検は必要です。
マイカーであれば、車検の手続きなども含め自分で行うのが当たり前だと分かりますが、カーリースの場合は、そもそも『誰が』行うものなのでしょうか。
カーリースの場合、クルマの名義は所有者がカーリース会社、使用者が契約者（あなた）の名前になっています。
所有者はカーリース会社なわけですが、基本的に車検は契約者であるあなたが行うもの。
クルマの所有者がカーリース会社であっても、普段クルマに乗っているのは契約者であるあなたなので、車検は契約者が行わなくてはならないのです。
カーリースの車検はどこで行う？
カーリースであっても、車検は基本的には自分で行うということが分かりました。
では、カーリースの車検は『どこで』受ければいいのでしょうか。
そもそも車検が受けられる場所には、以下のような場所があります。
● ディーラー
● カーショップ
● ガソリンスタンド
● 車検専門業者
マイカーの場合は、自分で期日までに上記のいずれかの店舗に予約をして、当日は自分で運転してクルマを持っていく、というのが基本的な流れ。
カーリースの場合もほとんど変わらないのですが、注意しなくてはいけないこともあります。
まず、カーリースは月々の利用料が定額であることが魅力的なポイントですが、その月額利用料には『車検を含むメンテナンス費用』は含まれていますか？
車検が含まれているプランと含まれていないプランでは、車検の受け方も変わってくるもの。
車検の満了日が近づく前に、必ず自身で契約内容、車検が含まれているプランかどうかを確認しておきましょう。
プランに車検が含まれている場合
契約しているプランに車検が含まれている場合は、車検を受ける場所（整備工場）が決められていることがほとんどです。
大抵のカーリース会社では、『月々の利用料を定額にし、急な出費の心配を無くせる』というカーリースのメリットを最大限に発揮するため、車検やメンテナンス代を含めたプランを展開しています。
その場合、リース会社と提携している整備工場が必ずあるはずなので、車検はそのリース会社指定の整備工場で受けなくてはなりません。
毎月車検代も上乗せして払っているのに、これでは意味がありませんね。
契約内容に車検が含まれている場合の流れは、こちらです。
- 契約書、もしくはリース会社に問い合わせて車検を受けられる場所を確認する
- リース会社指定の場所に、車検の予約をする
- 当日までに必要書類などを揃え、当日は自分でクルマを持ち込む
車検がプランに含まれている場合、費用は後日振り込まれる（その場では立て替える）ことが多いです。
どのように費用を請求するかはリース会社によって異なりますので、念の為必ずレシートや領収書は保管しておきましょう。
プランに車検が含まれていない場合
続いて、プランに車検が含まれていない場合です。
『ファイナンス・リース』での契約の場合、クルマ本体の料金や登録にかかる費用、税金、自賠責保険しか月々の利用料には含まれていません。
この場合は、基本的には自分の好きなところで車検を受ければOK。
行きつけの整備工場があったり、自分で資格を持っている場合は自分でやっても問題ありません。
ただし、車検の前には念の為リース会社に問い合わせるようにしてくださいね。
もし行きつけの整備工場がないという場合は、
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カーリースの車検費用について
カーリースの車検費用は、誰が出すのでしょうか。
ここまでの流れである程度予測がついていると思いますが、カーリースの車検費用は、クルマに乗っている人、つまり契約者であるあなたが払うのが一般的です。
契約プランに車検が含まれていない場合は、車検にかかるまとまった費用はすべて自己負担となります。
一方、車検が契約プランに含まれている場合は、あとから車検代が戻ってくるケースがほとんど。
リース会社によっては、立て替える必要がなくその場での支払いが不要なケースもあるようです。
ちなみに車検には、いくらくらいかかるのでしょうか。
車検費用の内訳は、
● 法定費用
● 整備費用
の2つに分けられます。
法定費用
法定費用は、主に自動車重量税や自賠責保険代などのこと。
クルマのサイズや重さによって決められている金額なので、同じ車種なら法定費用はすべて同額になります。
参考までに、自動車重量税は軽自動車で6600円、普通車（0.5トン以下）で8200円。
※エコカー減税などが適用されることもあるため、その際は金額も変わります。
自賠責保険は軽自動車で25070円、普通車で25830円（24ヶ月分）です。
ここに印紙代が加わり、軽自動車の場合の法定費用は【約30000円～35000円】程度となります。
整備費用
整備費用には、法定24ヶ月点検料や消耗品の交換代などが含まれます。
普段どんなふうにクルマに乗っているか？や、クルマの年数、走行距離などによっても金額が大幅に変わってくるため、一概にいくらと言うことはできません。
おおまかな目安として、軽自動車の車検代は法定費用と整備費用を合わせて【50000円～80000円程度】を見ておくといいでしょう。
2年に一度、車検代としてまとまった金額が必要となるので、いきなりお金を用意するのが難しいという人は、車検代の含まれたメンテナンスプランで契約することをおすすめします。
まとめ
カーリースの車検について、お話しました。
カーリースであっても車検は受ける必要があり、契約者であるあなたが手続きなどをすることが一般的。
契約しているプランによって車検の対応が変わってくるので、まずはプランを確認し、カーリース会社に問い合わせてみましょう。
どんな手続きをしたらいいのかを聞いてから行動すれば、安心ですね。
車検は満了日前に受けなくてはなりませんので、時間には余裕を持って行ってくださいね。
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